NEWS

2009/6/21

二代目タイガーマスクこと三沢光晴さんがお亡くなりになったということ、遅ればせながら知りました。タイガーマスクは私の世代のあこがれでした。マスクを脱いで三沢光晴となった後も輝き続けたことのすごさを今、実感しています。ご冥福を心よりお祈りいたします。


2009/6/15

13日に初日を迎えた『レスラー』を観ました。人間、それしか撮っていない映画ですが、その人間たるや、、、。「USA、USA、USA」というかけ声を背負えるひとつの肉体、精神がこの現代にあるのか。

“再戦”と銘打たれたリングの上で華々しく行われる、傷つきボロボロだけれども鍛え上げられた美しい肉体と、全てのよりどころを今まさに失わんとするその直前の哀しい精神、その両方の自殺。華やかな自殺、華やかだけれども、果敢なく哀しい自殺。レスリングのリングへと、スーパーの売り場へとつづく雑然とした通路は、どちらも現実とはいいがたいフィクショナルな世界へとつづく小路。舞台裏とは、言葉通り、裏を返して現実そのものなのである。そこは、見届けるものにも歩む張本人にも、痛くて直視しがたい。
その先に、レスラーという肉体と精神の姿をかりたアメリカ合衆国が、ぼんやりと見えてくる。おおいなる幻想の世界、アメリカ。この国は、ランディ同様になんとボロボロで、なんと疲れ切っているのだろう。連呼される「USA、USA、USA」という言葉がかろうじて彼らを奮い立たせている。(写真:Niko Tavernese)

当然のことかもしれませんが、小栗監督の映画とは対照的な映画です。そんなことを考えながら、『レスラー』と『埋もれ木』をご覧になっていただくと、面白いかもしれません。ちなみに、『埋もれ木』はNHKのBS2で、6月26日の0時40分(6月25日の24時40分)から放送予定ですので、未見の方はこの機会にどうぞご覧下さい。

私事ですが、四年ほど前にプロレスラーとアメリカに触れた記事があります。興味がある方は、ご一読ください。ボロボロで疲れ切っているのはアメリカかもしれませんが、本当のところ病んでいるのは、この日本かもしれません。

「チャベス ベネズエラを、プロレスが消えゆく日本で読む」 >>


2009/4/2

私自身が大工のようなことをして建てた家が完成しつつあります。「家とはどうあるべきか」という問いがずっと私の中にありました。まだ整理は出来ていませんが、なんとなく見えつつあることを今後、まとめていきたいと思っています。

「家とは何か?」 >>


2009/1/9

あけまして、おめでとうございます。本年度もよろしくお願いいたします。早速ですが、映画の告知をさせていただきます。1月17日と18日に益子の町民会館にて、小栗監督の全映画を上映することになりました。益子では初めての試みです。ぜひ、みなさまお誘い合わせの上、足をお運びください。ちなみに、松坂慶子さんと岸部一徳さんとの対談も企画しております。撮影風景のパネル展示も行う予定です。


2008/2/17

いつか小栗監督とこんな話をしたことがあります。真剣に対象と向き合って映画(建築)をつくるとしたらペースはどんなものかと。私は今のところ建築家ですから、家なら一年に一棟かな、っていいました。監督は、映画なら三年に一本でも早すぎるな、っておっしゃいました。もちろん、時間をかければいいというものではありませんが、小栗監督はおおよそ六年に一本のペースで映画を撮られています。どうしてそんなに時間がかかるのか、一度、そのこと自体に観る側も向き合って考えてみてもいいかもしれません。幸運なことに、三月からポレポレ東中野で一挙に監督の作品を観ることができます。三十年間の仕事をひとつの映画館で通して観ることができる、貴重な企画です。ふたつの大きな目が、三十年間、どのような対象と向き合ってきたのかを私も追ってみたいと思います。



過去のNewsを読む >>





WORKS >>

建築
2009 水屋の家 栃木県 益子
2009 Gallery Yusei(スターネット 遊星) 栃木県 益子
2008 木積みの家 栃木県 益子
2008 上大羽の家 栃木県 益子
2008 K邸 第三期 栃木県 佐野
2007 K邸 第二期 栃木県 佐野
2007 Starnet RECODE (スターネット リコード) 栃木県 益子
2007 K邸 第一期 栃木県 佐野
2006 T邸 栃木県 益子
2006 Starnet ARK (スターネット アーク) 栃木県 益子
2005 Y邸 神奈川県 茅ヶ崎
2004 ハウスA 群馬県 前橋
2003 Knulp AA (クヌルプAA) 東京都 石神井
2002 M邸 栃木県 益子

造園
2008 上大羽の家 栃木県 益子
2002 M邸 栃木県

映画
2006 『埋もれ木』 DVD 特典映像
2005 ひまわり新聞
2004 小栗康平監督作品 『埋もれ木』

プロジェクト
2007- IE Project
2000 交番プロジェクト (撮影:クリスチャン・ノール)





MAGAZINES & TEXTS >>

不定期ですが、マガジンを刊行しております。オープンハウス情報や、建築全般のこと、農業のこと、映画のこと、地域のことなどについての文章を載せております。


<更新履歴>
2008/6/3 マガジン04号
2007/10/22 マガジン03号

2007/1/16 空間を感じるということ
2006/7/25 『時間をほどく』 ブックレビュー
2005/8/5 チャベス ベネズエラを、プロレスが消えゆく日本で読む


「空間を感じるということ」(一部抜粋)

例えばどうでしょう、その一本の木を見て、年輪がぎゅっと密に詰まっていることに気がついた職人が、日陰になった山の北側を思い浮かべたとします。視覚的に見たのは木ですが山の北側が思い浮かんだのです。さて、その職人によって想像された山は、まったくの非現実なものだといえるでしょうか?





INTERCOURSE >>

『高松邸』を中心とした木工作家との対話をアップしております。木工作家である高山英樹氏との往復書簡です。現在工事中の高松邸の家具製作を高山氏と、高松邸について考えながら感じたことを記しております。

<更新履歴>
2008/2/17 町田から高山氏への手紙
2007/11/19 高山氏から町田への手紙


「高山氏の手紙」(一部抜粋)

それから家にいると、なんだかすぐお茶の時間になってしまうんです。つい、お茶の時間にしてしまいたくなるような環境なんでしょう、そういう「お茶の時間」っていうのは、それこそ自然の時間なんでしょうね。そういう時間を感じると、やはり幸せな気分になります。職人さんはほとんどきっかりにお茶の時間をもちますが、あれはリズムの問題で、やっぱり時計の時間とは少し違うんだと思います。余談だけれど、自然に近い生活をしていると占いが当たるんです。うちにはテレビはありませんが、時折ラジオをつけていると、星の動きで占う占いの番組が毎朝あって、こう「今日は掃除をするとよいでしょう」とか、「今日はいらいらするので注意しましょう」とかっていっているんですね。それがなんだか、あたることが多いんです。自己暗示じゃないですよ。うちは朝が早いですから、その占いが始まる前に、もう掃除をやっちゃっていたり、すでにイライラしていたりするんですよ。だから不思議だな〜と思うんです。やはり人間も自然の一部だからそういう宇宙全体の動きに左右されるんですね。だから昔の戦国時代とかに、諸葛孔明みたいな軍師(戦略をたてたり、占星術、気象学などあらゆる学問に優れる)がいて、今日はこんな感じの日だから、こういう作戦でという風にやると、おそらく誰しもが自然に近い生活をしていたはずですから、きっと相当な確率で戦略が当たったんだと思います。しかし自然と離れた生活が長くなった現在では、やっぱり人為的に何もかもが行われていますから、いろんな事が複雑になるのかもしれませんね。





ABOUT

1975年、関西に生まれる。幼少期を四国やニュージーランドといった自然が豊かな都市で過ごす。慶応義塾大学経済学部を卒業後、同大学修士課程政策メディア研究科(AUD)を修了する。99年には待望のヨーロッパ建築旅行を敢行。4年間ほど鎌倉に家を借り、町田設計事務所を同地で設立させる。2005年には、ローカルアーキテクトとなるべく、益子町に事務所を移転させ、現在に至る。

名前/町田泰彦
事務所名/町田設計事務所(M.A.L)
住所/栃木県芳賀郡益子町
設立年/2002
コンタクト/info@malplan.com
ホームページ/www.malplan.com
www.japan-architects.com/mal





LINKS

小栗康平監督     
泥の川、伽?子のために、死の棘、眠る男、埋もれ木を撮った映画監督

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大野一雄(舞踏)と野口三千三(野口体操)に師事した舞踏家

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