NEWS

2008/2/17

いつか小栗監督とこんな話をしたことがあります。真剣に対象と向き合って映画(建築)をつくるとしたらペースはどんなものかと。私は今のところ建築家ですから、家なら一年に一棟かな、っていいました。監督は、映画なら三年に一本でも早すぎるな、っておっしゃいました。もちろん、時間をかければいいというものではありませんが、小栗監督はおおよそ六年に一本のペースで映画を撮られています。どうしてそんなに時間がかかるのか、一度、そのこと自体に観る側も向き合って考えてみてもいいかもしれません。
幸運なことに、三月からポレポレ東中野で一挙に監督の作品を観ることができます。三十年間の仕事をひとつの映画館で通して観ることができる、貴重な企画です。ふたつの大きな目が、三十年間、どのような対象と向き合ってきたのかを私も追ってみたいと思います。

2008/3/22〜4/11

小栗康平監督全作品 ポレポレ東中野にて一挙上映

上映スケジュールはこちら 


INFORMATION

2008/2/17

木工作家との対話  更新

人間は、人間にとって有用なものだけを知覚しているといわれています。つまり、私たちの世界は人間にとって都合のよいものの姿をしています。しかし、ひとがみている世界は決して画一ではありません。優れた画家の目や優れた職人の目が見る世界はどんな姿をしているのでしょう。そしどんな仕事をしている人でも、その仕事に慣れてはいけないような気がします。慣れた人の目は、世界を固く、不自由なものにしてしまいます。家はいろいろな道具が使われて建っていくものですが、結局それを使うのはひとの手です。家に限りません。できれば道具は、世界を柔らかく、自由なものにするために役立つものであってほしいと思います。(一部抜粋)

2007/11/19

木工作家との対話  更新

今、僕が一年で一番好きな音色が聞ける季節なんです。それは、秋の虫の音です。私の家の南側は一面田んぼで、背中には杉の山を背負っています。幹線道路からは距離があり、車が走る音はほとんどしません。静かですよ。秋の虫の音はそれこそ、何百年何千年も前の人々も同じように聞いていたはずです。そしてその人達がまた、さらに何百年何千年も前の人々の事を思わせるとても不思議な感覚にさせられる音色だと、虫の音を聞くといつも思うのです。いろいろ考えながら、その虫の声を聞くたびに幸せな気分になってしまうのです。(高山英樹さんの返事の一部を抜粋)

2007/10/22

マガジン3号  更新

三重の小学生が送ってくれた感想文が思い出されます。その子はクレヨンで大きく絵を描いてくれて、一言そこに以下のような文章が添えてありました。

「クジラはのぼって宇宙にたどりつき、笹船は川をくだって海にでた」

その子の絵では濃紺の宇宙と海が渾然となって一体的に描かれ、結局くじらと笹舟は出会っているのでした。私を含めて大人は考えることばかりに一生懸命になりがちですが、感じることの大切さを子供から教わることがあります。(一部抜粋)




ABOUT

町田泰彦
町田設計事務所(M.A.L)
address/栃木県芳賀郡益子町
found/2002
mail address/info@malplan.com
hp/www.malplan.com
www.japan-architects.com/mal




WORKS

建築
2008 上大羽の家 栃木県 益子 
2008 K邸 第三期 栃木県 佐野
2007 K邸 第二期 栃木県 佐野
2007 Starnet RECODE (スターネット リコード) 栃木県 益子 
2007 K邸 第一期 栃木県 佐野
2006 T邸 栃木県 益子
2006 Starnet ARK (スターネット アーク) 栃木県 益子 
2005 Y邸 神奈川県 茅ヶ崎
2004 ハウスA 群馬県 前橋 
2003 Knulp AA (クヌルプAA) 東京都 石神井 
2002 M邸 栃木県 益子 

造園
2008 上大羽の家 栃木県 益子
2002 M邸 栃木県 

映画
2006 『埋もれ木』 DVD 特典映像 
2005 ひまわり新聞
2004 小栗康平監督作品 『埋もれ木』 

プロジェクト
2008 IE Project
2000 交番プロジェクト (撮影:クリスチャン・ノール) 




BIOGRAPHY

1975年、関西に生まれる。幼少期を四国やニュージーランドといった自然が豊かな都市で過ごす。慶応義塾大学経済学部を卒業後、同大学修士課程政策メディア研究科(AUD)を修了する。99年には待望のヨーロッパ建築旅行を敢行。4年間ほど鎌倉に家を借り、町田設計事務所を同地で設立させる。2005年には、ローカルアーキテクトとなるべく、益子町に事務所を移転させ、現在に至る。




MEDIA

2007 CONFORT 2月号 (インテリア)
2006 domus (交番プロジェクト記事)
2005 プラスワンリビング8月号 (インテリア)
2003 東西雑誌 (交番プロジェクト記事)
2002 ELLE DECO (コンペ案掲載)




TEXTS

2007/1/16 空間を感じるということ 
2006/7/25 『時間をほどく』 ブックレビュー 
2005/8/5 チャベス ベネズエラを、プロレスが消えゆく日本で読む 
2005/7/11 「M邸」と写真 
2005/6/25 映画『埋もれ木』公開にあたって 
2003/4/5 建築「M邸」の話 

「空間を感じるということ」(一部)

例えばどうでしょう、その一本の木を見て、年輪がぎゅっと密に詰まっていることに気がついた職人が、日陰になった山の北側を思い浮かべたとします。視覚的に見たのは木ですが山の北側が思い浮かんだのです。さて、その職人によって想像された山は、まったくの非現実なものだといえるでしょうか?
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LINKS

小栗康平監督     
泥の川、伽?子のために、死の棘、眠る男、埋もれ木を撮った映画監督

STIGY   
スイスの写真家の友達

樋口けいこ    
声(Voice) アーティスト

イムレ 
大野一雄(舞踏)と野口三千三(野口体操)に師事した舞踏家

入沢工務店 
益子の工務店

スターネット 
益子のギャラリー&カフェ

KNULP AA 
東京石神井にある兄のセレクトショップ

PSA    
世界の建築家紹介サイト

ルートカルチャー 
鎌倉の友人が主催するお祭り

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