高橋恭司さん

2014052501

冊子「ミチカケ」の関連イベントで高橋恭司さんとトークをさせていただきました。私のつまらない質問にも真摯に答えて下さいましたが、その最中に幾度か訪れた途方もない時間に思われる「間」は、まさに、恭司さんが辿ってきた人生そのものの「間」のようでいて、とても、深く潔い沈黙でした。ひとは主に、視覚的な人、聴覚的な人、内蔵的な人、とに別れると言われていますが、あの「間」は、内蔵的な人のものでした。あの圧倒的な身体こそが、恭司さんの写真を成立させているようにも思うのですが、打ち上げの飲み屋で「もう、身体すらもいらないような写真を撮りたい」(意訳あり)というようなことをおっしゃっていて、私の思考などあっというまに置き去りにされてしまいました

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